- クライアントから「ら抜き言葉」は使わないでくださいと言われた
- ら抜き言葉って実際何?
- 文章が稚拙と言われた
Webライターが記事を書いているとよくクライアントや添削官から指摘されるのが「ら抜き言葉」です。
ただ「ら抜き言葉」がよくないことだと知りながらも、見極め方がいまいちわかっていない場合も多いでしょう。
そこで当記事では「ら抜き言葉って何?」という疑問に対する答えから「ら抜き言葉の見極め方」までまとめました。
当記事のお品書きは下記の通りです。
- ら抜き言葉とは?
- ら抜き言葉は稚拙な印象を与え、Webライターとしては致命的
- ら抜き言葉撲滅のたった1つの方法
Webライターとしてスキルアップしたいとお考えの場合は当記事を最後までご覧ください。
読了後は、ら抜き言葉で悩むことはもうないでしょう!
Contents
ら抜き言葉とは?
ら抜き言葉について定義からお話ししていきましょう。
ら抜き言葉を回避するためには、きちんとら抜き言葉について知っておくことが重要です。
※ら抜き言葉の見極め方が先に知りたい場合はこちらからジャンプしてください!
ら抜き言葉って何?例をまじえて紹介
ら抜き言葉は
いわゆる「ら抜き言葉」とは可能の意味の「見られる」「来られる」等を「見れる」「来れる」のように言う言い方のことで,話し言葉の世界では昭和初期から現れ,戦後更に増加したものである。
引用:文化庁
とされています。
ら抜き言葉の例は次の通りです。
- 食べれる
- 見れる
- 生きれる
- 信じれる
など
上記を正しい言葉に直すと下記です。
- 食べられる
- 見られる
- 生きられる
- 信じられる
「ら」ってそもそも何?
さて、そもそも「ら抜き言葉」の「ら」って一体なんなんでしょうか。
「ら抜き言葉」で省略される「ら」について下記のような説明があります。
「れる」「られる」などの助動詞を動詞につけるときは、その動詞を未然形にするのですが、これらの助動詞がつくときには、最後の音をア段音でそろえるのが日本語の本来の形です。ア段音以外の動詞の未然形の場合にはア段音の「ら」をわざわざ入れて未然形をア段の音にそろえるという、日本語の本来のルールが崩れてしまっている表現がら抜き言葉なのです。
引用:メトロノワ
未然形など、文法的な話をすると長くなってしまいますし、当記事の目的である「ら抜き言葉の回避」とは少し話がずれてしまうので、今回は文法的説明を割愛させていただきます。
ただ、深く知りたいという場合もあるでしょうから、上記の引用元サイト様をご紹介させていただきます。
文法的に「ら抜き言葉」を理解したい場合は、ぜひ下記ボタン(外部へのリンクです)からご覧ください。
ら抜き言葉は稚拙な印象を与え、Webライターとしては致命的
さて「ら抜き言葉」について理解が深まったところで、なぜWebライターは徹底して「ら抜き言葉」を排除する必要があるのか、疑問に思われますよね。
「ら抜き言葉」は若者言葉として口語(話し言葉)で使用されている表現です。
そのため、良くいえばフランク、悪く言えば稚拙な印象を与えてしまいます。
Webライターは企業の看板を背負って文章を書くので、稚拙な印象を文章で出してはいけません。
ら抜き言葉はWebライター初心者に多いミス
とはいえ、ら抜き言葉はWebライター初心者にありがちなミスです。
そこまで心配する必要はありません。
対処法も簡単ですしね。
知っていれば簡単に対処できるものなので、当記事を読み終わる頃には、二度と記事で「ら抜き言葉」を使ってしまうことはなくなるでしょう。
裏を返せば「簡単に対処できることを放置しているライターだ」と思われるので、ら抜き言葉はやはり早めの対処が重要です。
ら抜き言葉を使うWebライターは低スキルとみなされることが多い
「ら抜き言葉」を多用するWebライターは、添削官・クライアントから見ると低スキルという判断を下される場合が多いのです。
理由は前項で説明した通り、稚拙な印象を与えるから。
また、すぐに対処できる事柄なのに
- 知らない
- 対処しようとしていない
といった態度と思われる場合もあります。
ら抜き言葉はつい会話で使ってしまいがちですが、普段から使わないように癖をつけることで、文章に登場する頻度を下げることができますよ!
ら抜き言葉撲滅のたった1つの方法
「ら抜き言葉」を対処する方法について解説をしていきますね。
結論として、勧誘の形に変換してみれば一発で判断が可能です。
- 「〜よう」になる場合は「ら」が必要
- 「〜よう」にならない場合は「ら」が不要
それぞれのケースについて例を交えながら解説していきましょう。
「〜よう」になる場合は「ら」が必要
動詞を勧誘の形に変換して「〜よう」になる場合は「ら」が必要と覚えてください。
たとえば、
- 食べる→食べ”よう”→食べ”ら”れる
- 生きる→生き”よう”→生き”ら”れる
- 見る→見”よう”→見”ら”れる
といった具合。
文法的には色々な説明ができるのですが、ここでは長くなるので割愛させていただきます。
「〜よう」にならない場合は「ら」が不要
勧誘にして「〜よう」にならない場合は「ら」が不要です。
例としては、
- 切る→切ろう→切れる
- 取る→取ろう→取れる
- 貼る→貼ろう→貼れる
といった感じ。
また「〜ろう」以外でも「〜よう」にならない場合は「ら」が不要です。
- 読む→読もう→読める
- 噛む→噛もう→噛める
- 編む→編もう→編める
など。
こちらも文法的な説明をすると長くなるので、割愛いたします。
まとめ:ら抜き言葉をなくしてWebライターとして進化しよう
「ら抜き言葉」は稚拙な印象を与え、Webライターとしての能力を低く見せてしまうものです。
対処法は次の通り。
勧誘にして「〜よう」なら「ら」が必要。
それ以外なら「ら」は不要。
といった見極め方です。
上記を参考に「ら抜き言葉」から卒業しましょう。
Webライターとして一歩、前進です!
以上が今回のお話でした。
当記事のようなWebライターに関するノウハウについてまとめたページがございます。
お時間がございましたら、下記もあわせてご覧ください。
最後までご覧くださりありがとうございました。
それではまた!