引きこもりの理由とは?統計情報から調査結果までのまとめ!

引きこもりの理由は人それぞれですよね。

現在、総務省では5年に1度の「住宅・土地統計調査」が実施されています。

この調査により、日本の住宅実態や、昨今社会問題となっている空き家問題の状況がデータとしてでてくることになります。https://hiki-writer.com/2018/09/25/引きこもりの理由とは?統計情報から調査結果ま/

 

では、「引きこもり」に関するデータはどんなものがあるのでしょうか。

今回は、「引きこもり」に関するデータに関するお話です。

 

引きこもりの理由を統計情報でまとめてみた

内閣府では、「引きこもり」と呼ばれる子どもや若者の実態を把握するために、平成22年2月に「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」を実施しました。

調査は、15歳から39歳までの子どもと若者、5,000人を対象に行われ、うち3,287人(65.7%)から回答を得ました。

 

引きこもりの理由 4位から2位

その中で、引きこもりの理由の2位は2つあり、ひとつが「病気」、もうひとつが「職場になじめなかった」がそれぞれ23.7%となっています。

3位が「就職活動がうまくいかなかった」で20.3%、4位も2つあり、ひとつが「不登校」、もうひとつが「人間関係がうまくいかなかった」で11.9%となっています。

 

これ以外では、「大学になじめなかった」が6.8%、「受験に失敗した」が1.7%、「無回答」が3.4%、などがあります。

 

引きこもりの理由 1位

なお、1位の理由は「その他」で25.4%と高い数値となっており、「その他」についてもう少し詳細な分析が必要といえます。

今回の調査では年齢を39歳までを調査対象としましたが、今では8050問題(80歳の親が50歳の引きこもりの世話をする)などがクローズアップされてきており、厚生労働省ではこの調査だけでは不十分とし、今年の秋頃に40歳以上から60歳前後までのいわゆる中高年を対象とした調査も実施することとなりました。

 

引きこもりの理由とは調査してみてわかったこと

新しい人間関係が危ない?

この調査結果から得られた引きこもりになった理由の「職場になじめなかった」と「就職活動がうまくいかなかった」を合わせると44.0%となり、「不登校」と「大学になじめなかった」を合わせた18.7%よりも2倍以上の高い数値となっています。

 

これまで、「子どもの不登校」イコール「引きこもり」と捉えがちでしたが、実際は、「就職活動」といった社会に出ようとしたときに、就職活動がうまくいかず気持ちが折れてしまったり、会社に就職したものの会社での人間関係や、仕事などがうまくいかず気持ちが折れてしまい、引きこもりに至ってしまった者が多いということが分かりました。

 

最近、増えてきていると言われている「コミュニケーション障害(コミュ障)」の人たちも、社会に出たときにコミュ障が大きな壁となります。

 

昨今、新入社員の1年目の離職率が高くなってきていることからも、社会に出ると、いろいろなタイプ、いろいろな年齢といった多種多様な人と、仲間として、ライバルとして、上下関係として、お客としてコミュニケーションをとらなければいけないことがストレスを生み、引きこもりに至る危険性があるので、要注意な時期といえるでしょう。

 

新しい環境が危ない?

また、子どもや若者の「不登校」や「大学になじめなかった」は、新しい環境に対して対応できないというのも、引きこもりになる人の特徴と言えます。

小学校や中学校の仲間は、同じ地域で顔見知りの同級生だけですが、大学になるといろいろな地域の人で、年齢も同い年ばかりではありません。

 

また、小学校や中学校、高校では”クラス“という閉鎖的な固定メンバーで時間を共有しますが、大学になると実質的に”クラス“はなくなり、開放的なメンバーとなります。

「不登校」や「大学になじめなかった」というのは、環境の変化に対して対応ができないと、引きこもりになりやすいということを表していると言えるでしょう。

 

高齢者の引きこもりの理由とは?

「引きこもり」は学校になじめない子供や、会社になじめない若者が陥るものというイメージがありますが、実際には40歳以上の中年層や、65歳以上の高齢者の引きこもりもめずらしくありません。

 

それでは、高齢者の引きこもりの理由について、以下の3つの要因別にお伝えします。

  • 身体的要因
  • 精神的要因
  • 社会環境的要因

1つずつ説明していきましょう。

 

身体的要因

1つ目の身体的要因ですが、これは、加齢による腰やひざの痛み、病気の後遺症などにより身体を動かすことが大変となり外出できずに引きこもりになるケースです。

最近は、超高齢化社会の影響で、スーパーの宅配サービスや配食サービス、買い物代行サービスといった自分が外出しなくて済む便利なサービスが増えてきています。

しかし、この便利なサービスの出現によって、外出頻度が減って、高齢者の引きこもりを助長してしまうことがあるのも事実です。

 

精神的要因

2つ目の精神的要因ですが、これは体力低下を実感することで「外出先で転倒したらどうしよう」といった不安、親しい友人や親せきの死や自身の退職などによる社会的喪失、独居高齢者がかかりやすいと言われている高齢うつ(うつ病)、過去に外出時に起きた失敗から外出することに自信を無くしてしまい、引きこもりになるケースがあります。

特に男性の独居高齢者は、生活リズムが乱れ惰性で生活してしまう人もいるので、注意が必要です。

 

社会環境的要因

3つ目の社会環境的要因は、エレベータのない団地の上層階に住んでいるため1階に降りるまでが大変、自宅周辺は坂道が多くて移動が大変、バスや電車といった公共交通手段が乏しい地域に住んでいる、近所づきあいがないなど、外出するための目的や環境が揃っていないために引きこもりになるケースがあります。

このことから最近、公団団地では、上層階に住んでいる人が、1~2階の空き部屋へ転居をすすめる団地もあります。

つまり、高齢者には高齢者向けの住宅環境にあった住まい選びが必要です。

 

早めの対応がカギ

高齢者の引きこもりの場合、独居や老夫婦だけの世帯が多く、また親族も高齢化し、支援者が実質的にいないことが多いため、対応に苦慮するケースが増えています。

早めの相談、早めの対応が必要です。

 

支援方法も日進月歩

引きこもりの調査が行われはじめ、調査結果から引きこもりの状況が究明され、年齢や状況にあった支援策や支援方法などが増えてきています。

引きこもりの支援者である家族の負担が少しでも減るといいですね。

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