引きこもりはメンタルが弱い?メンタルケアについても解説!

引きこもりニートは何かとメンタルについて他人から言われてしまうことが多いでしょう。

例えば「引きこもりニートはメンタルが弱い」「もっとメンタルを鍛えて外に出ろ」というようなことです。

メンタルが弱いということだけが引きこもりの原因とは言えないものの、社会生活をうまく送るためには、自身のメンタルケアができるということは大切なことです。

今回は引きこもりニートとメンタルの関係についてご紹介します。気軽にできるメンタルケアの方法もありますのでぜひ参考にしてみてください。

引きこもりニートはメンタルが弱い?

メンタルが弱いから引きこもりニートになるものだと思われがちですが、そうとは限りません。

引きこもりニートの中にはもともとメンタルが弱い人とメンタルが強かった人が存在します。

もともとメンタルが弱い人

確かに引きこもりニートの中には、もともとメンタルが弱いという人がいます。
メンタルが弱いのでささいなことがきっかけでふさぎこみ、家から出られなくなってしまうのです。

世間一般の「引きこもりニート」に対するイメージとはこのようなものではないでしょうか。
しかし、周りから見ればささいなことで傷付いているように思えるかもしれませんが、本人としては人生を揺るがす大問題であるからこそ引きこもりになってしまうのです。

メンタルが強かった人

本来メンタルが強かった人も、人生の危機が訪れた結果引きこもりニートになる可能性があります。

そのような人はメンタルが強い分、大半のトラブルは気力で乗り越えてきたでしょう。
しかし自分の力ではどうしようもないことに初めて遭遇したことにより、それまで強かった心がくじけて回復不能になり、その結果引きこもりになってしまいます。

例えば第一線でバリバリ働いていた人が定年になり、仕事という生きがいをなくしてしまったことがきっかけとなり引きこもりになることもあります。

メンタルが弱くても引きこもりにならない人もいる

メンタルが弱い人と一口に言っても、引きこもりニートにはならない人の方が多いでしょう。

メンタルが弱い人でも、いじめられたりせず仕事でも特に問題がない状態であれば日常生活を送ることができます。

引きこもりニートになる人というのは、メンタルが弱い人というよりは、何かから逃避しなければならないほど精神的に追い込まれた人たちといった方が正確なのではないでしょうか。

引きこもりニートのメンタルヘルスについて

引きこもり問題の第一人者である斎藤環氏は『社会的ひきこもり:終わらない思春期』(PHP新書)の中で「社会的ひきこもり」について定義しています。

それは「20代後半までに問題化し、6ヶ月以上、自宅に引きこもって社会参加しない状態が持続しており、他の精神障害がその第一の原因とは考えにくいもの」というものです。

つまり、精神障害による二次的な症状として引きこもりの状態にあるという場合には、社会的引きこもりとは分けて考えなければなりません。

精神障害により引きこもりになってしまったという場合には、精神障害を精神科・心療内科で治療することによって引きこもりから脱することができたり、引きこもりから脱するための準備としてデイケアや就労支援機関などに通えるようになったりします。

引きこもりと一口に言ってもさまざまなタイプがあるということなのです。

もちろん「社会的ひきこもり」を続けている過程で、引きこもっていることが原因となり精神障害を発症することもあります。

いずれにしても引きこもっている方は精神が健康な状態にある人はまれだと考えられますので、現在引きこもっているという人はなるべく早く精神科・心療内科を受診することをおすすめします。

引きこもりニートが通うべきメンタルクリニックとは?

引きこもりニートの状態にある人が引きこもりから脱するためには、メンタルクリニックへの通院が効果的です。

しかし、メンタルクリニックならばどこでもいいというわけではありません。
では具体的にどのようなメンタルクリニックがおすすめなのか解説していきます。

ひきこもり外来

引きこもりニートの方には「ひきこもり外来」があるメンタルクリニックをおすすめします。ひきこもり外来とはその名の通り引きこもり状態にある人を診察する外来のことです。

引きこもり外来では、まず何らかの精神障害がないか診察をします。何が原因でひきこもりになっているかを見極める必要があるためです。

そしてその後は治療を行ったり、病院に併設されたデイケアというプログラムを受けたりして、社会復帰をするための準備を行なっていきます。

発達障害が疑われる場合は発達障害専門外来

近年、ひきこもりの原因として発達障害との関連がわかってきました。

生まれつき発達障害があるにも関わらず、障害に気付かず生きていた人が社会に出て初めて適応ができなくなり、引きこもってしまうというケースは珍しくないのです。

発達障害の疑いがあると判断された場合には、発達障害の検査を受け、診断が降りたら障害の特性に伴って投薬治療をすることもあります。

ご自身が発達障害の疑いがあると感じているひきこもりの方は、発達障害の専門医を受診することをおすすめします。

引きこもりニートにおすすめのメンタルケアとは?

引きこもりニートの方は基本的にメンタルクリニックを受診し医師の指導を受け、病院または行政のケースワーカーなど専門家の支持をあおぎながら社会復帰を目指して行くのが良いでしょう。

しかし、通院や社会復帰支援プログラム以外の時間、ふとしたときに気軽に自分で行えるメンタルケア方法を知っておくことはとても大切なことです。
では具体的におすすめのメンタルケア方法をご紹介していきます。

好きな曲を聴く

何か過去の嫌なことを思いだしたりネガティブなことを思いつめていたりしているときには、五感による刺激を与えることによって気分を変えることがおすすめです。

そこで効果的なのが好きな曲を聴くということです。
聴覚から刺激を与えることによって、マイナス思考をシャットダウンすることができます。

ストレスを感じたときに聴く曲というものを事前に決めておきます。
実際にストレスを感じてからでは決めるのが難しいのであらかじめ聴く曲を決めておくことが大事です。

曲数は多くても数曲におさえましょう。メンタルケアをするときの定番曲というものを作ることが大事です。

曲調は必ずしもリラックスできるような穏やかな曲でなければならないというわけではありません。
例えばハードロックの曲だとしても自分が好きな曲であれば良いのです。

好きな香りを嗅ぐ

気分を変えるために好きな曲を聴き、聴覚から刺激を与えることが効果的だとご説明しましたが、嗅覚からの刺激も良い方法です。

アロマはもともとアロマテラピーというものもあるほど、精神的な疲れには効くものです。ネガティブ思考を中断させてリラックスするにはアロマは最適だと言えます。

とはいえストレスを感じてからアロマの準備をしていてはメンタルケアとしては少し遅くなってしまいます。

最近ではアロマオイルを持ち運べる小型のディフューザー(器具)がありますので、お気に入りのオイルを入れて普段からすぐ持ち出せるようにしておきましょう。

そして、ストレスを感じたらその香りを嗅ぐようにして、リラックスすることを心がけます。

ストレッチをする

体を動かすことも気分を変えるためには効果的です。
ただ体の凝っている部分を伸ばすだけでも楽になることはできますが、余裕があればヨガの動きや呼吸法を取り入れることにより、さらにリラックス効果が得られます。

動画をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

最後に

引きこもりニートの方は一般的に甘えていると思われがちですがそうではなく、引きこもるきっかけになった出来事に対するトラウマがありストレスがかかっている状態です。

また、引きこもっていることによって日々新たなストレスが溜まっていく状態でもあります。

引きこもりニートの方は日頃からメンタルケアを意識的に行っていきましょう。メンタルケアをすることは自分自身を大切にすることに繋がります。

自分を大切にいたわれるようになれば、自分自身に対する評価も上がっていきます。
すると次第に自信が回復していき、やりたいことや新たな目標が生まれることもあります。

まずは自分のメンタルヘルスについて意識してみることが引きこもりから脱するための第一歩なのです。

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