引きこもりへの対処法をご紹介!大人の引きこもりから子どもまで解説!

暑かった夏休みが終わり、2学期がスタートしました。

この2学期が始まる9月は、「学校に行かなきゃいけない」と不安を抱えた子供が誰にも相談できずに、引きこもりや自殺に至ることが多い時期といわれています。

では、自分の家族が引きこもりになったらどうすればいいのでしょう。

大人の引きこもりへの対処法とは?

大人の引きこもりといっても、いろいろな症状があるので、その症状に合った対処法をとることが要素です。

ここでは、家族関係の状況別に次の3つについてお伝えします。

・家族相談

・個人療法

・集団適用支援

家族相談

引きこもり本人は、自分が心の病気という病識がない場合や、「このままじゃいけない」と思ってはいるものの、なかなか行動に移せない場合があります。

この場合、家族や親族が病院の心療内科や精神内科の先生や保健所、社会福祉協議会などに相談して、アドバイスをもらい、家庭でできることを実践してみましょう。

引きこもりの場合、家族の関係が壊れている場合があるので、アドバイスに基づいた行動をとることで、壊れていた家族関係が修復され、閉ざされていた心の問題が解消されることもあります。

個人療法

家族関係が良好な場合や、本人が脱引きこもりに向けて意識している場合は、家族からのアドバイスについても、受け入れやすくなります。

そこで、家族と一緒に病院に行って、心療内科や精神内科の受診をすることが一番いいのですが、病院に行くことができない場合は、往診をしてくれる先生や、保健所で行っているアウトリーチ(家族の依頼で専門医が自宅に訪問し診断)を利用してみましょう。専門医やカウンセラーが引きこもりの方と会い、話を傾聴したり、専門医からアドバイス、服薬療法を行ったりします。

集団適用支援

家族関係が安定しており、すでに治療などがされている場合は、家から外へ出て、外部の人たちと接する練習をしましょう。

コミュニケーションの練習として、同じような引きこもりだった人や、心の病気を持った人達が集まる場所に定期的に行って、話をしたり、一緒に作業をしたりしながら、コミュニケーションを図っていきましょう。

家族ができる引きこもりへの対処法

引きこもりになってしまった場合、一番身近にいる家族は「どうすればいいのか」と心配にばったり、「なんとかしなければ」と焦燥感が高まってしまいます。

では、引きこもりに一番身近な家族ができる対処法として、小・中学生、高校・大学生、30~50代、60代の4つの年齢別にお伝えします。

小・中学生

小・中学生の引きこもりの場合、引きこもりに至った原因は、学校における友達関係のストレスやトラブル、勉強が嫌になる、家族関係などです。

ここで、「学校に行くのは当たり前」とこちら側の常識を押し付けても、かえって自分の殻に閉じこもってしまうので、「学校に行かなくてもいい」と引きこもり本人の意向を尊重することで、「学校に行かなきゃ」といった重たい呪縛から解き放され、気持ちが楽になります。次に、話を聞いてあげましょう。

その際、こちら側の考えを押し付けず、本人が抱えている悩みや不安、怒りをありのまま話させてあげることが大事です。

高校・大学生

高校生や大学生の引きこもりの場合、引きこもりに至った原因は、人間関係のストレスやトラブル、目標を失う、家族関係の悪化などです。

やはり、自分がやりたいようにやらせましょう。

とてもナイーブな時期なので、少し自分で考える時間をあげることで、自身の今後のことを考えるいい機会になります。

次に、社会へ出る不安や、家族からの過干渉や、過剰なプレッシャーへの不満などをじっくり聞いてください。

そして、会話を通じて、今後の計画や目標などの互いの思いをしっかり伝えあい、家族関係の修復を行います。

30~50代

30~50代の場合の引きこもりに至った原因は、会社おける人間関係のストレスやトラブル、仕事上での失敗、家族関係、ネット依存などです。

この世代の引きこもり場合、親は高齢になっており、体力的にも精神的にもかなり大変なことです。少し充電期間をあげて、その間に引きこもり家族会や支援団体などに相談してみましょう。

60代

60代の場合の引きこもりに至った原因は、離婚や退職などによる社会的喪失や、精神疾患、近隣トラブルなどです。

まずは、引きこもり本人の不安要素や失望感の理由などを、じっくり聞いてあげることが必要です。

その他に、自治会や老人会、趣味のサークルなど地域社会に参加できるように一緒に参加する、精神疾患であれば専門医への受診に付きそうなど、一緒に行動してあげる支援が必要です。

暴力を振るう引きこもりへの対処法

子どもに殴られる、物を投げられる、家のものを壊される、暴言を吐かれる、自分の子供から毎日のように、暴力を振るわれるのは、親にとって非常に辛い状況です。

もともとは暴力をふるうタイプというより、むしろおとなしいタイプだったにもかかわらず、引きこもりを機に暴力を振るうようになることがあります。

引きこもりの支援団体によると、引きこもり家庭の約2割で暴力があるそうです。

では、暴力を振るう引きこもりにどう対処すればよいのでしょうか。

ここでは、距離を置く、体験の糧、未来設計図の3ステップについてお伝えします。

距離を置く

子どもは、やり場のない怒りや、不安を一番身近な親に暴力で訴えます。

一方、暴力を振るわれる親は、我が子に手を挙げられず、子供の暴力は日常化してしまいます。

仮に親が力ずくで対抗すれば、子供はバットなどの道具を使って、暴力がエスカレートしてしまう危険性が高まります。

この場合、子供のためにも、また親自身の身の安全のためにも、子供との距離を置くしかありません。

距離を置くとは、親が家を出て、親子別々に暮らすことです。

この間、子供にじっくりと今後のことを考えてもらいます。

体験の糧

本人が落ち着きを取り戻せたら、次のステップとして、いろいろな体験をつませてあげましょう。

最近の若い層は親の過干渉の影響から、あらゆる体験が不足していると言われています。

いろいろな体験を積ませてあげることで、「楽しい」、「疲れる」などの五感を豊かにさせて、さらに思考力を広めることで、柔軟な心に導くことができます。

体験は、旅行やアルバイト、ボランティアなど本人の興味を持つ分野から始めることがスタートしやすいでしょう。

未来設計図

最後のステップです。

「これから自分はどうしたいのか」を考えてもらうのです。

資格を取るために勉強をするのもよし、自宅でSNSを使って起業するのもよし、自分がやりたいと思うことをやらせてあげましょう。

引きこもりの対処に友人は有効?

引きこもりの対処をする際に、家族関係が崩壊している場合、家族での対応が難しいものになります。

そこで、第三者として引きこもりになる前の友人に力を借りる方法がありますが、はたして効果はどうなのでしょうか。

メリットとデメリットに分けてお伝えします。

メリット

友人が引きこもりの支援を行うメリットとして、メールや手紙でエールをおくってもらうことは、引きこもり本人の心に響きやすいので非常に効果があります。

特に字のぬくもりがある手紙は効果が高いです。

デメリット

次にデメリットですが、友人がしつこく「会おう」、「学校(会社)に行こうよ」と手紙やメールをすると、かえって鬱陶しくなります。

また、「がんばろうよ」、「相談にのってあげるよ」というメッセージは、いわゆる“上から目線”で感じ取られ、引きこもり本人は劣等感を増幅させてしまい、逆効果になることがあります。

くれぐれも友人は、自分本位にならないよう伝え方や連絡する頻度は十分に注意しましょう。

息子が引きこもりになった時の対処法

息子が会社や学校を突然休みはじめ、引きこもりになった時、親はどうすればよいのでしょうか。

小・中学生、高校・大学生、30~50代、60代以上の4世代別に対処法をお伝えします。

小・中学生

学校の先生などと相談しながら、今後のことを考えましょう。

小・中学生は、まだまだ先が長く、あらゆる可能性があります。

まずは、親が慌てないことです。

高校・大学生

この場合もやはり、そっとしておいてください。

本人が落ち着いてきたら、ゆっくり話を聞き、今後どうしたいのかを一緒に考えましょう。

高校生や大学生の場合、定時制や通信制、高等学校卒業程度認定試験(俗称“高認”)を合格するなど、勉強の方法はいろいろな選択肢があります。

勉強以外でも、アルバイトなどで社会に出ることもできます。

選択肢はいくつもあるので、じっくり考えましょう。

30~50代

そっとしておくと同時に、いろいろな支援団体に親が相談しましょう。

また、心の病気かもしれないので、本人または親が、近くの精神科医などに行き、医療相談もしておくとよいでしょう。

場合によっては、新しい会社やアルバイトを探す、在宅ワークを始めるなど新たな道を進むようアドバイスしてみましょう。

親が老いる前に、息子の自立に向けて、いろいろな支援団体の力を借りましょう。

60歳以上

60歳以上の息子が引きこもりになった場合、親は高齢になっており、親がどうにかできる状況ではありません。

早めに、お住まいの地域の地域包括支援センターに相談し、支援を仰ぎましょう。

中学生が引きこもり・不登校になった時の対処法

自分の息子が学校に行かなくなると親は慌ててしまい、無理に学校に行かせようとした結果、子供と衝突をし、不登校、引きこもりになってしまうことがあります。

息子が引きこもり・不登校になった時の対処法を、・そっとしておく・話をする・選択肢を広げるの3つのステップでお伝えします。

そっとしておく

「おなかが痛い」、「今日は学校に行きたくない」と訴えるときは、本人の意向に沿って学校を休ませたりして、そっとしておきましょう。

ここで、無理に学校に行かせたり、しつこく話を聞くと自分の殻に閉じこもってしまいます。

話をする

本人が落ち着いてきたら、なぜ学校に行きたくないのか、今どうしたいのかを、時間をかけて話をしましょう。

このとき、「とにかく学校には行った方がいい」といった親の意見や考え方を押し付けることなく、話を聞きくことがポイントです。

選択肢を広げる

最近は、NPO法人などが行っているサポートスクールや、定時制の中学校、通信制の中学校など、引きこもりの状態や本人の意向に合わせた選択が可能となります。

無理に一般的な道を選ばず、選択肢を広げて、本人が進みやすい道を選ばせましょう。

まとめ

引きこもりに対する支援方法団体や支援策、進路などの選択肢が増えています。

あとは、引きこもりに一番身近な親の対処法によって、その後の人生が変わります。

そのときには、親の愛情を忘れないようにしましょう。

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