大人の引きこもりはどうしたらいい?対処法や支援団体について紹介!

大人の引きこもりにはさまざまな問題があります。

例えば、大人の引きこもりは引きこもり期間が長期化しやすいため、社会復帰までの道のりは簡単ではありません。

また、大人の引きこもりには、本人の就労問題に加えて親の高齢化の問題もあり、一日でも早く引きこもりから回復することが重要です。

そのために何をすればよいのでしょうか。今回は大人の引きこもりの原因や、引きこもりの相談、支援を受ける方法などをご紹介します。

大人の引きこもりの原因とは?

大人の引きこもりの原因にはさまざまありますので、主な原因についてご紹介していきます。

子供のころから引きこもっている

子供のころに何らかの理由で引きこもり、大人になっても引きこもりから脱する機会がなく現在まで引きこもりを続けていることがあります。

このような場合、社会復帰するきっかけがなく引きこもりを続けざるを得ないという人が多いでしょう。

就職活動で失敗して引きこもる

就職活動で内定が取れなかった、または内定は取れても志望する企業ではなかったといった就職活動での失敗体験がきっかけで引きこもることがあります。

就職活動の失敗はその人にとって人生最大の挫折といっても過言ではありません。そのため精神的ショックは計り知れず、引きこもりになってしまうのです。

職場でなじめずに引きこもる

職場の人間関係がうまくいかなかったり、いじめられたりしたことがきっかけで引きこもることがあります。

この場合は退職して引きこもりをしているケースが多く、次の仕事に就くことが難しいために引きこもりが長期化してしまうという恐れがあります。

発達障害が原因で引きこもる

最近注目されてきているのが、引きこもる原因の一つとして発達障害があるということです。

発達障害は生まれつきのものですが、学生時代には障害があることに気付かない人もいます。そのような人は就職して初めて「職場の人とうまくいかない」「気を付けていても失敗ばかりしてしまう」「仕事の指示が理解できない」といった困難が生じるようになり、引きこもってしまうのです。

近年発達障害が知られるようになってきたことで、引きこもりとの関連も調べられるようになってきました。その結果、引きこもりの人の中には発達障害と診断されている人や、診断はされていなくても発達障害を抱えていると思われる人が少なくないことがわかってきています。

大人の引きこもりはどこに相談すればいい?

大人の引きこもりは相談することで解決することもあります。では具体的にどのようなところに相談すればよいでしょうか。

心療内科・精神科

うつなどの精神的な疾患を抱えている引きこもりの方は、心療内科や精神科で治療を受けることが必要です。

とは言え、引きこもりの方がいきなり通院を始めるということは難しいこともあるでしょう。医療機関では本人がいない状態で第三者が相談することはできないので、通院が難しい場合はまず家族が市町村の相談機関に行き、家族ができることについて指導を受けることから始めましょう。

もちろん、親が子供の引きこもりでストレスを受け、心身に支障が起きているということであれば親の受診は可能です。

ひきこもり地域支援センター

各自治体にはひきこもり地域支援センターという支援機関があります。

ひきこもり地域支援センターでは、ひきこもり支援コーディネーターによる来所や電話での相談を受け付けているだけではなく、ひきこもりサポーターが引きこもりの人の家を訪問し、社会復帰の手助けをする活動も行っています。

大人の引きこもりを支援する団体とは?

ひきこもり支援センター以外にも大人の引きこもりを支援する団体はあります。

社会福祉協議会

社会福祉協議会では引きこもりの相談や生活支援のほか、職業適性検査の実施や模擬面接、企業や店舗での就労体験などの就労に向けた支援をしているところがあります。

NPO法人、医療福祉法人などが主催する引きこもり支援団体

精神的なケアをしながら引きこもりを支援する団体を主催しているNPO法人や医療福祉法人などの法人があります。

そのような団体は精神科病院や精神障害者支援で実績がある法人が主催していることが多く、引きこもりの人の心に寄り添った支援を行ってくれるでしょう。

民間の「引きこもり支援ビジネス」には要注意

現在社会的に問題になっているのが、民間の団体による引きこもり支援ビジネスです。例えば、施設に入所させて生活訓練を行うと引きこもりの親に持ちかけ、訓練の料金として親に多額のお金を請求するのです。

また、引きこもっている人の部屋に無理やり突入し、引きこもっている人を力ずくで外に出そうとするなどの暴力的な支援者もいます。このような支援者は厚生労働省が定める「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」を守っていないことが多く、引きこもり支援の知識がないまま活動しているので大変危険です。

引きこもり支援団体という名前で騙されることのないように、支援を頼む際にはその団体について調べてからにしましょう。少なくとも、市町村から支援を委託された団体や、引きこもり支援のための助成金を受けて活動している団体の方が安全です。

大人の引きこもり、女性の場合どうすべき?

女性の引きこもりの中には、女性特有の問題により引きこもりになっている人がいます。

女性の引きこもりは昔からいた

今まで女性の引きこもりはあまり注目されていませんでした。しかし、最近では「家事手伝い」と呼ばれる人たちの中には以前から引きこもりが含まれていたという考え方があります。また専業主婦の中にも引きこもりがいることもわかっています。

女性は一般的に男性よりも就職の機会に恵まれず、また就労環境も悪いことも多いため、引きこもりになると社会復帰がしにくいという問題があります。

引きこもり女性の当事者会に行こう

現在引きこもりの当事者会が増えてきています。同じ引きこもりの人たちが集まり、引きこもりになったきっかけや傷付いた出来事について話し合ったりすることで少しずつ心をいやしていくことができます。

引きこもりの女性にも当事者会をおすすめしますが、最近では女性のみが参加できる当事者会もあります。男性が苦手な人や、女性特有の悩みを話したい人には女性の当事者会の方がよいでしょう。

大人の引きこもりへの具体的な対処法とは?

大人の引きこもりは自力で何とかしようとする人もいますが、ほとんどの場合は自分だけでは解決できない状態になっています。専門家の支援を受け、なるべく心身ともに負担をかけずに社会復帰を目指すのがよいでしょう。

引きこもり支援機関の支援を受ける

今回紹介したひきこもり地域支援センターやお住まいの地域にある支援団体に相談し、支援を受けることをおすすめします。

生活指導だけではなく就労支援も行っているところが多いので、まだ社会復帰する心の準備ができていないという人でも大丈夫です。その人のペースに合わせた支援を行ってくれます。

ひきこもり外来に行く

引きこもりが社会問題となって以降、ひきこもり外来を開設する病院が増えてきました。ひきこもり外来では、まず来院した引きこもりの人に精神疾患があるかどうか調べます。また、ひきこもり外来ではデイケアを併設しているところもあります。

デイケアとは希望する患者が参加できるプログラムです。デイケアは通常5時間ほどで、参加する曜日は患者によってさまざまです。活動内容は、スポーツやお菓子作りなどのレクリエーションをしたり、テーマを決めて話合いをしたりする中で生活リズムを整え、社会復帰へのリハビリを行います。

お住まいの地域にひきこもり外来がない場合でも、心療内科や精神科にはデイケアがあるところが多いので、そこを利用してもよいでしょう。

最後に

一人暮らしで誰とも関わらないまま過ごしている人は、支援機関への相談であっても第一歩を踏み出すことにかなりの勇気を必要とするでしょう。

また家族と同居している場合でも、大人の引きこもりは長期化しているケースが多いため、家族と話す機会もない人が多いのではないでしょうか。

いずれの場合でも、大人の引きこもりは社会の中で孤立しがちです。しかし、支援機関に繋がりさえすれば引きこもりからの回復は始まっています。ぜひ勇気を出して支援機関に連絡をしてみてください。

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