ひきこもりの方は、自分が再び働けるようになるというイメージはあまり持てないかもしれません。正社員となるとなおさらでしょう。
しかし、仕事に就くまでの準備をきちんと行い、また向いている仕事を選ぶことでひきこもりの方でも正社員になることは可能です。
今回はひきこもりの方が正社員になるのにオススメの仕事、またひきこもりの方が正社員になるためにはどうすればいいかなどをご紹介していきます。
Contents
ひきこもりが正社員になるのにオススメの仕事は?
ひきこもりの方に向いている仕事をご紹介します。
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運送業・配送業
運転免許を持っているひきこもりの方におすすめなのが運送業・配送業です。
運送業・配送業は、一人または数人でチームを組み商品や荷物を運搬する仕事です。ひきこもりの方は一人で行える仕事の方が、より負担がなくてよいでしょう。
商品や荷物を配達先に手渡しする際にお客さん、取引先などと会話をしなければなりませんが、その他は基本的に車の中なので精神的に楽なのではないでしょうか。
倉庫内軽作業
ひきこもりの方は長い間家で座ったり寝たりしかしていないために、体力がかなり落ちている状態です。
シール貼り、ピッキング(伝票通りに商品を集める作業)、検品などの「倉庫内軽作業」と言われる仕事は、運動量もさほどないため働きやすいのではないでしょうか。
また、黙々と行う作業であることや、むしろ私語は注意される職種でもあることなどから、コミュニケーションが苦手な方には適している職種だと言えます。
女性のひきこもりが正社員になるためには?
女性のひきこもりには、女性特有の理由でひきこもりになってしまったケースがありますので、男性のひきこもり以上に「どのような理由でひきこもりになったか」ということを考慮しなければならないでしょう。
女性同士のコミュニケーションが苦手でひきこもりになった場合
女性同士の会話では共感が重要視されます。
集団の中で浮きたくなければたとえ違う意見を持っていてもそれを隠して共感しているふりをしなければなりません。
また、女性が多くいる集団では暗黙のうちに序列ができており、リーダー格の女性に従わなければならないことがあります。
このような女性特有のコミュニケーションが苦手なことがきっかけで学校や仕事に行けなくなりひきこもりになることがあります。その場合、女性が少ない職場であれば困りごとは解消されるでしょう。
例えば技術職、土木・建設業などは女性が少ない職場としてよくあげられます。
職業で限定しなくても、近所のお店や会社で女性が少ないところがわかっているということであれば、そこに応募してみてもよいでしょう。
ただし、志望動機で「女性が苦手なので」とはっきり言ってしまうのは避けた方がよいでしょう。
コミュニケーションが苦手な人という判断をされてしまいますので、志望動機は「仕事の内容に興味がある」など、別のことにしておいた方が無難です。
見た目にコンプレックスがありひきこもりになった場合
女性は特に見た目を気にする方が多く、心無い人から見た目をからかわれたことで傷付き、外出できなくなった方もいます。
また、自分の見た目にもともとコンプレックスを持っており、一般的な女性のようなメイクやおしゃれが苦痛に感じることから外に出たくないという方もいるでしょう。
そのような方には食品工場など、メイクや香水などが一切禁止の職場がよいでしょう。
全身白衣を着用し顔もマスクなどで包まれるので、外見について悩むことなく働くことができます。
30代のひきこもりが正社員になるのにオススメの仕事は?
30代のひきこもりの方は年齢が少しネックではあるため、採用されやすい職種ということを念頭において仕事探しをする方がよいでしょう
採用されやすい職種かつ社員の平均年齢が高めの職場であれば、30代でも年齢のせいで就職活動が困難になるということはありません。
特に警備員がオススメ
警備員はひきこもりの方が働きやすい職種と言えるでしょう。
一日中立ち続けるため体力は必要とされますが、チームで行う作業もなく、会話もほとんど必要とされません。
ひきこもりの方は真面目な性格ゆえにひきこもりになってしまうと思われますが、警備の仕事にはとても向いている性格といえます。
また、総務省統計局の賃金構造基本統計調査によると、警備員の平均年齢は平成28年度で49,5歳です。
30代であればまだまだ若手社員であり、歓迎される年代と言えます。警備員への就職を考えている方は、ぜひ自信を持って就職活動をしてください。
ひきこもりが正社員になるためにするべきこととは?
ひきこもりが正社員になるためには、正社員への就職活動の前に準備段階が必要です。
正社員に採用されるだけなら、応募し続ければいつか正社員になれるかもしれません。
しかし、ある日突然いろいろな人と接しながら週40時間働く生活に変われるかというとそれは難しいでしょう。
では事前にどのような準備をしていけばいいのでしょうか。
若者サポートステーションなどを利用する
各自治体にある若者サポートステーションでは、長期間就労していない人を対象にサポートを行っています。
若者サポートステーションでは、生活リズムの作り方、仕事の選び方など就労の前段階にするべきことを教えてくれます。
また、会社や店舗での職場実習もあり、徐々に働くことに慣れていくことができます。働くことに恐怖感がある方には特に若者サポートステーションの利用がおすすめです。
アルバイトをする
正社員として働くためには、規則正しい生活を送ることと、週40時間働き続けられる体力・精神力が必要です。
そのためにまずアルバイトをすることもよいでしょう。
正社員への就職活動は、アルバイトが何の問題もなくこなせるようになってからでも遅くはありません。
むしろ「正社員として働いていくためにアルバイトをしてきた」ということは、就職活動においてアピールポイントになるでしょう。
また、勤務態度が評価されアルバイトから正社員に採用されるケースもあります。
希望する職種でアルバイトを募集している場合は、まずはアルバイトとして働いてみることも方法の一つです。
希望する職種ではあるけれども正社員登用制度がないという場合でも、まずはそこでアルバイトとして働いてみることをおすすめします。
アルバイト経験が活かされ他の会社で正社員として採用される可能性もあるからです。
最後に
ひきこもりの方は「学校にきちんと通い卒業する」「新卒で正社員として就職する」というような一般的な生き方に一度失敗してしまったので、もう元には戻れないという諦めの気持ちからひきこもりがやめられない方もいるでしょう。
しかし、ひきこもりに関する社会の考え方は変わってきています。最近ではひきこもり経験がある方を歓迎する求人も見られるようになり、少しずつですが以前よりひきこもりの方が働きやすい社会になってきているのです。
正社員になりたいという思いを持つひきこもりの方は、ぜひ諦めないで頑張ってください。
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