やむなく中卒でひきこもり生活をスタートさせてしまったという方もおられるでしょう。
「中卒」というワードのもつ負の力にしばられてしまい、自分が社会人として自立した生き方を選択することはもはや無理なのでは…と不安と無力感に支配され、身動きがとれなくなってはいませんか?
大丈夫です。心配はいりません!
たとえ中卒のひきこもりの人でも、自分にあった仕事をつうじて、段階的に社会とのつながりを強め、生きる自信やよろこびを取りもどせます。
ここでは、中卒ひきこもりの人の社会復帰につながるお仕事についてみていきましょう。
Contents
いじめで中卒ひきこもりになる場合どうしたらいい?
中卒ひきこもりの原因が「いじめ」である場合、社会復帰にはどんな問題があるのでしょうか。
「いじめ」が原因でひきこもりになるケースでは、ひきこもりの本人が深刻な外傷性ストレス障害(PTSDといわれる)を発症することが多いといわれています。
重大な人間不信が原因となって異常な攻撃性の高まりをみせることがあり、家族や同僚、あるいは社会そのものに対して攻撃したり、ときには自分自身を攻撃の対象としてしまうこともあります。
ですので、この場合には、精神的なダメージの回復が最優先の課題です。
専門の相談機関や医療機関の手を借りながら、絶対にあせらず、あわてず、ゆっくりと時間をかけて、心を癒していきましょう。
就職や社会復帰をめざすのは、そのあとで十分です。
この世界には、自分にあう仕事が必ずあります。
30代の中卒のひきこもりができる仕事は?
中卒ひきこもりのまま30代に突入してしまった人にとって、社会に出て仕事に就くことはおそろしく高いハードルのように感じられるでしょう。
その理由として、「学歴」と「職歴の空白」という問題があげられます。
でも、世の中にはこれらの経歴をまったく問題としない求人がけっこうあるのです。
たとえば、建設現場や工場の仕事は、健康で体力に自信がある人であれば採用されやすいですし、営業や販売の仕事の求人でも、これといった経歴を要件としないものがあります。
介護職の求人のなかにも、学歴・職歴を問わず、資格も不要というものがあったりします。
ところで、自立を考えるのであれば、やはり正社員をめざしたいですよね。
その場合は、求人に応募する際に、正社員として採用される可能性があるかどうかをしっかり確認しましょう。
派遣会社に登録して、派遣社員から正社員への転換をねらうという方法もあります。
どうしても自力での就職に自信がもてない人は、国が全国各地で運営する地域若者サポートステーション(通称「サポステ」。http://saposute-net.mhlw.go.jp/index.html)に相談するのもよい方法です。
サポステでは、社会に出て働くことを希望する39歳までのひきこもりやニートの人を全面的に支えてくれますよ。
少々目先を変えてみると、自分で事業を起こして仕事をするという方法もあります。
中卒ひきこもりの人のなかは、長いひきこもり生活のなかで、日々関心のある物事に黙々と打ち込んできたという方もおられるのではないでしょうか。
そこで身につけた知識や技術が、なんらかのかたちで人を助け、よろこばせ、役に立つということは十分にありえることです。
今自分が持っているものや置かれている環境を見直して、そこにあるものをうまく活用してお金をかせぐ方法を考えてみることも大事です。
中卒のひきこもりにオススメのアルバイトは?
中卒ひきこもりの人に足りないものは、コミュニケーション能力、社会常識、年齢にみあう社会的経験の3つです。
そこで、中卒ひきこもりの人には、これらを同時に身につけることのできるバイトであるコンビニ店員や飲食店の店員の仕事をオススメします。
これらのバイトは、学歴・職歴に関係なく比較的採用されやすく、同僚やお客さんとの適切なコミュニケーションがかかせません。
また、最低限の礼儀作法や丁寧な言葉づかいが必要ですし、複雑な仕事を同時並行的に処理する能力も求められます。
特にコンビニのバイトは、人としての総合的な能力と経験を獲得できる点ですぐれた仕事です。
これらの仕事は、基本的にマニュアルにしたがって段階的に仕事のレベルが上がっていくようになっていますので、中卒ひきこもりの人が社会復帰を果たすためのファーストステップとしてはとてもオススメです。
中卒のひきこもりが社会復帰するには?
中卒のひきこもりの人が社会復帰を果たすうえで大きな障害となるのが、自信のなさとコミュニケーションの経験の少なさです。
これらの障害を克服するためには、毎日社会との接点をもち、他人とのかかわりあいのなかで人を信頼し、また、自分も信頼され必要とされるという経験を積む必要があります。
しかし、中卒ひきこもりの人にとって、それはなかなか大変なことかもしれません。
できるだけ規則正しい生活を心がけながら、今の生活のなかに無理なく社会とかかわる方法はないだろうかと考えてみることも大切です。
社会とのつながりを求めるあまり、あわてて外に出て心身をすり減らすのでは意味がありません。
手始めに家の中でもできる仕事をみつけ、そこから社会復帰への道を歩き出してもよいのです。
中卒のひきこもりについての対策から解説!まとめ
ここまで、中卒ひきこもりの人の仕事・バイトを通じた社会復帰の道についてみてきました。
中卒ひきこもりの原因がいじめであるかどうかにかかわらず、ひきこもりに至った経緯と現在の状況を冷静に把握し、必要があれば迷わず適切な手助けを求めましょう。
そして、今の自分にできるところから、社会とのつながりを取り戻すための道を一歩ずつ進んでいきましょう。
社会とのつながりのなかで、人の役に立つよろこびやお金をかせぐよろこびを味わうことができたなら、そのときあなたは「元」中卒ひきこもりになっていることでしょう。
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